エルメスのスカーフを染めてみた(前編)

バブル終了の鐘の音を聞きながら学生時代を過ごした私。ブランド物には距離を置いている置かざるを得ない私でも、タンスの中に1枚だけあります、エルメスのスカーフが。

 

「今年はスカーフが流行!」

という文字を見るたび、引っ張り出してきては首に巻き付けてみるものの、使いこなせない。似合わない。

「カバンの持ち手」とか「頭」とか、「首以外に巻く」のはどうだろう?と思ったけれど・・・「頭」に至っては試してみることすらはばかられます。

 

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この、鮮やかすぎる色遣いがね・・・それがこのスカーフの真骨頂なんでしょうけど、どうやって折りたたんでも、輝くような水色とピンクとオレンジが一緒に出てくるので、お手上げ。どの色も似合わないなとひとりごちては再びタンスにしまい込む。これを繰り返して、四半世紀が過ぎました。

 

そんなある日。 

エルメス祇園で「スカーフ後染め無料サービス」というステキなイベントがあることを、こちらの記事で知る。

私だけのディップダイ@エルメス祇園店 | フリーエディター有田麻奈美 「日々丸かじり」 | mi-mollet(ミモレ) | 講談社

 

染めなおし後の画像は、色が全体に落ち着いていい感じ。これなら活用できるかも???とふと思う。しかし、京都か、遠いなぁと思っているうちに後染めしてくれる期間はあっという間に終了。

 

それなら自分で染めたらどうだろうと思いつく。何で染める・・・?と考えたときに頭に浮かんだのがコーヒー。

 

勢いで大量のコーヒーを沸かしてみたが、さすがに「エルメスのスカーフ」を、黒々とした液体に沈めるときはかなり躊躇した。が、「このままでも、どうせ使いこなせないんだから持ってないのと同じだ」とそこは勇気を振り絞る。

 

さてその結果は・・・後編でどうぞ。